連休中、ふと思い立って夏を迎えに行った南の島へのツーリングからは無事に帰ってくることができました。
そのせいかどうかは分かりませんが鹿児島地方、二ヶ月近く居座り続けた長い梅雨からようやく抜けることができたようです。
その南の島(喜界島)のツーレポは少し後にして、スーパーカブC125 スポークホイール換装 後編をエントリーです。
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リム、スポーク、ハブなど全てが揃ったところで、リム組みの開始。
リム組の方法はググるといくらでも出てきます、先人たちの教えに従って先ずイン側のスポークからニップルホールを3つ飛ばしで組んでいき、反対側のイン側スポークを組んでいきますが...
アウト側を組んだところで何か変??
事前のシミュレーションだとそれ程難しいわけでは無さそうなのですが...
一度迷ってしまうとどうもいけません(>_<)
何度か組んだり外したりして結局
両側イン側スポークをハブに入れてそれを交差させ、上からハブをゆっくりと乗せニップルホールを合わせて組んでいく方法を採用。
これでうまくいきました。
イン側18本を組み込んで、その後
アウト側を組んでとりあえず完成。
これを4本続けて。
自慢げに途中経過の報告を兼ねてこの写真をトミー師匠に送ると...
こんな資料と一緒に、ホイールが逆だという指摘が(>_<)
リムのサイズ刻印は車体に取り付けた際左側にこなければいけないそうです。
そのままでもそれほど影響が出るとは思えませんが、せっかくなので全て正しい方向に組み直しました。
なんやかんやで全て組み終えるのに3日ほどかかってしまいました。
そして問題の振れ取り開始。
先ず、旧カブ用のリムでトライ。
その後、C125用のリムで振れ取り。
これも先人たちの教えを元に試行錯誤を繰り返しなんとか終了。
そして、これの動画を撮ってトミー師匠のアドバイスを求めます。
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とりあえず、2mmくらいの誤差に合わせたつもりなのだが、可能なら1mm以内に抑えた方が良いという再度のアドバイス。
その後二日ほどかかって4本のリムを再調整。
C125はリムセンターとハブセンターが5mmほどオフセットされているのでこちらも調整して振れ取り終了。
後は装着です、先ずは旧カブ。
長年使い続けた鉄リムとスポークが錆びだらけで、みすぼらしいとさえ言えるような状態だったのがなんとなく引き締まって見えます。
さてC125の方ですが、タイヤはミシュランのストリート2をそのまま履かせます。
ただ、ストリート2はチューブレスタイヤ、チューブレスタイヤにチューブを入れて履かせるのはとても大変、先ずバルブがホイールに通せない。
苦労しながらタイヤも交換、即装着...とは行かない。
どういうわけかC125のフロントフォークにはこんな出っ張りが付いています、こいつがディスクプレートのマウントボルトに干渉する為、削らなければいけません。
﨑田二輪によるとグラインダーではなくヤスリで削った方が良いとのことだったので、ヤスリでギコギコ20分、結構この作業大変でした(^_^;)
そして、いろいろと苦労を乗り越えてやっとスポークホイールへの換装が完了。
やはりカブはスポークでなければ...
キャストも悪くはないのだが、なんとなく違和感を感じてしまうのは私だけだろうか?
本来ならアルミリムよりメッキリムの方がカブのイメージには合っていると思うが...
錆の心配をしなくて良いし、これはこれでありです。
さて、スポークホイールに換装して走ってみた感覚ですが、とても乗り心地が良くなっています。
ショックがとてもマイルドになっていて以前ならガツガツ、コツコツと拾っていた振動が良く抑えられている。
当然ショックの動きはキャストの時と同じなのだが、その拾った振動の一つ一つの角が丸くなっている感じ。
欲を言うともう少しマイルドでも良いかもしれない。
今回使ったステンレススポークの番手が9番と太めなので、錆びやすいのが難点だが純正スポークにすればもう少しソフトになるはず。
しかし、このスポークホイールへの換装は大正解。
キャンプ道具満載のロングツーリングではとても辛かった細かな振動がとても抑えられ、ロングも苦では無くなりそうである。
私はこの振動がいやでC125を手放してしまった人を二人ほど知っている(笑)
鉄リムだと4万円ほど、アルミリム+ステンレススポークで5万円ほどのコストと手間が掛かるためC125のオーナーさん全てにお勧めはできないが、私は後悔していない。
終わりです。