私の住んでいるところは鹿児島県、島が多い県でもあります。
あと桜島とか霧島とかありますが...
そんな島が多い鹿児島の中でも私の住んでいるところから一番近い島は甑島。
薩摩半島の西側およそ40kmにある上甑・中甑・下甑の三島からなる島々です。
こんな風に毎日通勤の途中東シナ海に浮かんでいる姿を良く目にします。
一番近い島ではあるのですが、一番身近な島では無いのがちょっと残念
前々から一度は訪れてみたいと思っていたのですが、なかなかその機会が無かった、今回初めて甑島に渡ってきました。
甑島に渡るには当然フェリーですが、そのフェリーのダイヤがちょっと分かりづらい。
一泊で三島全て回るのはちょっと厳しそうなので今回は、上甑・中甑の二島を回ります。
それでも、串木野を11:20発の便で島に向かい翌日の12:35発の便で帰ってくるのが島で一番時間を取る方法になります。
と言う訳で、土曜日の朝フェリーの出る串木野新港
結構大きい
フェリー乗り込む時はいつでも少し緊張しますね。
島旅の相棒はカブ、外洋に出るのでしっかりとロープで固定。
一時間ちょっとで上甑島へ
暗い車両デッキから島に降り立つ瞬間、ちょっと気分が高揚します。
島で最初にしたことはキャンプ地の確認、上甑には二ヶ所のキャンプ場がありますがその一つ島の北端にある市の浦キャンプ場
きれいな海岸沿いにあります、芝生で松林に囲まれ日差しも遮ることができる、残念ながら水道から水が出ないwとりあえずキープして島内観光へ出発します。
その前に里の街中で昼食
初めは寿司屋で海鮮丼の予定だったのだが、目的の店が開いていなかったため通りがかりのギャラリー兼カフェに。
ギャラリーの展示も食事もちょっと微妙(^_^;)
店の方に道を尋ねて最初の目的地へ
甑島の里地区は海流や波風によって砂や小石が運ばれ堆積し地続きになったトンボロ(陸繋砂州)という地形でそれがきれいに見える展望所があるという。
トンボロは函館が有名で、函館山から函館市街を見る感じと似てる言えば似てる。
その後、嶺の山 遠目木山という山の裾を回る林道を回って次のビュースポットへ
林道の間から上甑 中甑を結ぶ二つの橋と中・下甑の二つの島を見渡せるビューポイントです。
このくらいから雲がグッと厚くなって空と海が同じような色になってしまいちょっと残念、
天気が良いと青い空と海のコントラストが素晴らしい絶景ポイントらしいのですが...
長目の浜へ続く
↓
ここからは、甑島に来た最大の目的長目の浜と4つの池へ
鍬崎展望所から
上甑島の北西部沿岸に延びる砂州でなまこ池・貝池・鍬崎池・須口池の4つの池を伴っています。
長目の浜展望所から
須口池はちょっと汚かったのでパスしましたが、ここから見る長目の浜と三つの池は想像通り。
来て良かった。
この池の回りを通る道が景色が良くて気持ち良い!
なまこ池と貝池の間に駐車場が有りそこから海まで出ることができます。
この長い海岸沿いをバイクで走れたら楽しそうなんて思ってましたが、ゴロゴロのきれいな丸石ばかりで走れません(走れても走ってはいけません)
そして最後 西端にある田之尻展望所
長目の浜には3ヶ所の展望所と駐車場が一ヶ所有りそのどこからでも珍しい景色が堪能できます。
ここからは雲仙や島原などの長崎が見えてましたw
これで予定のほぼ半分を消化、南下します。
上甑島を縦断して、この島二つ目のキャンプ場を下見
上甑県民自然レクレーション村、規模は先ほどの市の浦より大きそうですが、海が見えず日陰が無いのでパス、風が強いときはこちらの方が良さそうですが。
その後中甑島に向かいます。
甑島は断崖の島だというのが良く分かります、ほとんど平地が無い。
島を繋ぐ甑大明神橋の途中で奇岩が並んでます。
この岩が甑島の名前の由来になった岩。
甑(セイロのこと)の形に似ているから名付けられたそうですが、分かったような分からないような...
鹿の子大橋を抜けて中甑島へ
この道も気持ち良い、対向車もなんも車なんてほとんど通らない専用道路のようなもの。
途中の展望所を何度かハシゴしてさらに南下。
鹿児島県本土がうっすら見えてます。
そして中甑島車で行ける最南端、木の口展望所
完成までもう少しかかりそうですが、完成すれば確実に便利になりますね~
なんせ今は高速船かフェリーでしか行き来できませんから、しかし下甑側のトンネルを見ただけで難工事なのは予想できます。
完成したら素晴らしいビュースポットになること間違いないでしょう。
ということで、とりあえず予定の行動は全てクリア、食材を調達して幕営地へ
上甑島にある中甑(ややこしいが中甑という地区は上甑島にある)のスーパーで買いだし。
里地地区にもスーパーはあるがこちらの方が大きいみたいです。
テントを張るにももう少し時間があるようなので、里地区に戻って武家屋敷跡に寄ります。
街中も石積みの所が多いのですが、ここは藩政時代の武家屋敷の街並みが残っています。
知覧の武家屋敷とは少しスケールが違いますがなかなか良い感じです。
里地区をさらっと回って最初下見した市の浦キャンプ場へ
ウッドデッキがあるのが分かっていれば自立式のテントを持ってきたのだがw
潮騒の音を聞きながら乾杯
松林の中なので薪には事欠きません、至福の一時。
翌朝、少し体調が悪いw
里港を12:35に出港する便で帰る予定を早めて9:30の便で島を離れます。
念願の甑島に渡りましたが、まだ下甑には上陸できず、
藺牟田の瀬戸大橋が完成してから三島まとめて回るか、下甑だけ単独で渡るか悩むところです。
再び来島することを誓って帰宅。
帰ってから調べてみると、中甑発着の断崖クルーズという甑島の断崖 奇岩を回るクルージングがあります。
このクルーズの10:10発の便だと里港を12:35に出港するフェリーに間に合うらしい、
甑島断崖の島だけあって、陸上からだけでなく海上からも見て回る方が断然楽しい、ちょっと失敗したw
→甑島断崖クルージング