先月、SNSでふとある記事に目が止まった。
それはシルナイロンのテントが2万円以下で買えるというもの。
シルナイロンのテントと言えば、ヒルバーグに代表される軽く、加水分解しづらく、強度に優れるというのが特徴。
ただお値段もそれなりで、ヒルバーグのソロ用でも軽く10万円を突破する高級品。
おいそれと手が出るようなものでは無い...
と思っていたのだがそのSNSの記事を見てみると2万円以下で購入でき、なかなか良さそうな感じである。
そのテントとは、Unafreelyと言うメーカーのワンポールテント。
メーカー名はユナフリーリィと呼ぶのだろうか?
特別な製品名も無く、5-6人用 ワンポールテントとなっている。
ワンポールテントは、Luxeのメガホーンを持っているのだが、これが少々嵩張ってバイクでのキャンプツーリングにはちょっと向かない。
これはメガホーンII
記事によると5-6人用とあるが、そこまで大きくなくコンパクトに収納できるようなので久々にテントをポチッてみた。
一緒にハーフサイズのフットプリントとメッシュインナーも注文。
↓
Amazonから購入だが、ショップからの直送でさすがにAmazonの倉庫から出荷されるような梱包では無く、簡易的な梱包で到着。
上がテント本体、下が一緒に購入したフットプリントとメッシュインナー。
開けるとこんな感じ、上がテント本体、真ん中がメッシュインナー、下がフットプリント。
テントはテント本体とポール・ペグそれに薪ストーブの煙突用のガードが付属する。
説明書は日本語だがいい加減である。
ペグはよくあるY字型のアルミ製で16本強風時には少し頼りない感じ、ガイロープはなかなかしっかりしている。
ポールの収納袋もそうだがコードストッパーが付いておらず紐をくるくる巻いて手で結ばなければいけないので使いづらい。
ポールは普通の5本継ぎ、直径4mにテントにしては少し頼りない。
テント本体や付属品、フットプリント、メッシュインナーを全てモンベルのコンプレッションスタッフバッグのMに詰めてみた。
上がUnafureelyのテント下がLuxeのメガホーンII、重量は共に4kgくらい。
Unafureelyのテントはポール込みメガホーンはポール・ペグは別。
Unafureelyのテントの方が少しだけコンパクトだが、バイクでのキャンツーには少し大きい。
それで今度はモンベルのコンプレッションスタッフバッグSだとこんな感じだが、ポールが飛び出して収まりが悪い。
結局、モンベルのコンプレッションスタッフバッグSにテント本体とフットプリントを詰めて、ポールとインナー別々に持ち運ぶのがしっくりっくる。
余談だがテントの収納には、モンベルのコンプレッションスタッフバッグが最適である。
本来はシュラフや衣類用だと思うが、テントをきっちりと圧縮できとてもコンパクトになる。
私は手持ちのテントは全てこいつに入れるようにしている。
と言うわけで、連休初日近くの公園で試し張り。
説明書では最初に8つの角をペグダウンするようになっているが、私は最初四隅をペグダウンしてポールを立ててから残りをペグダウンするようにしている。
テントの頂上部分、ポールが当たる部分が特別補強されている訳では無い、そしてフックが二個S字型のフックはランタン用だろうが、もう一つの使い方が分からない?
メッシュインナーにこのフックは合わなかった...
ポールを立て全ての角にペグを打ち、ガイロープを張って完成。
なかなかきれいなシルエットをしている。
ファスナーは止水ファスナーだが間が空いている、強い雨だとちょっと心配である。
生地の手触りはさすがにシルナイロン薄くコーティングの生地とは別物。
縫製もしっかりしていて安物という感じはしない。
耐水圧はカタログスペックでは3,000mm 代表的なシルナイロンのテントであるヒルバーグのテントの耐水圧5,500mmには及ばないがまあまあの数値。
普通にペグダウンするとテントの裾は少し浮き気味、良くある普通のワンポールテントである。
ただ、裾の少し上に一つループが付いている。
これをペグダウンすることによって、裾が押さえられて隙間が少なくなるようになっている。
このテントはスカートが付いていない代わりに、ペグダウンの方法を変えることによってテントの裾の隙間を無くす工夫がされている、冬場のキャンプには重宝しそうである。
私はこの機能で購入を決めた。
もう一つ冬場に重宝しそうなのがこの煙突用の窓、オプションでは無く最初から煙突ガードが付属している、薪ストーブを使用する人には良い選択かもしれない。
換気用の窓は割と大きなものが二カ所、シルナイロンのテントは結露しやすいので効果はどうだろうか?
Amazonでは5-6人用となっているが、それはちょっと無理そう、せいぜい2-3人までだろう。
八角形のパネルのうち半分を広げることが出来るので出入りも楽だし風通しも良い。
メガホーンよりこれは優れている。
ハーフサイズのフットプリントを入れてみた、半分あれば十分だろう。
ついでに購入したメッシュインナー、これがあると特別暖かいと言うわけでも無し虫の多い場所以外では必要性を感じないが、あるとちょっと安心感が増すんだよね~
まぁ嵩張るので荷物の量によって使うかどうか考えれば良い。
テントの試し張りが終わったところで、テントを見ながら昼食。
デイキャンプのつもりでテントの中で昼寝でもしようかと思っていたのだが、中はサウナ状態www
このままキャンプ出来れば良いのだが、この公園キャンプに絶好のロケーションにも関わらずキャンプ禁止なのである(^_^;)
と言うわけで、海を見ながらしばしの間チェアリング。
帰ってからシルナイロンのテントを探してみると、結構リーズナブルな価格でいろいろと販売されている。
キャンプブームのお陰でC国のメーカーがどんどんキャンプ用品をリリースしているせいか、いろいろなアイテムが安くそれもなかなか良い物が入手できるようになっているようである。
これもキャンプブームのメリットの一つだろうか?
【追記】
記事を上げてからまたこのテントの事を調べていると、新しい事実が発覚した_Orz
このテント確かにシルナイロン製だが、それは表面だけで裏面は通常のPUコーティングらしい...
とすると、裏面は加水分解に強いとは言えなくなってくる(T_T)
まぁ値段も値段なのでこれはこれで納得するしか無い(^_^;)